抜け毛に悩む人

みなさん知っていましたか?
頭皮の汚れというのは、実はお湯だけで8割とれるんです!
そのため、毎日朝晩2回シャンプーをしたり洗いすぎてしまうと、頭皮を守るためのバリアも一緒に流されてしまい、そこから雑菌が繁殖してしまいます。
雑菌が繁殖すると炎症を起こしたり、痒くなったりと、頭皮に栄養がなくなるため、逆に髪の毛が抜けたり臭いの原因にもなります。

特にデスクワークなど、普段運動しない人や汗をかかない人は汚れがつくことが少ないため、シャンプーの回数を減らすことをオススメします。

薄毛の原因には、髪の毛の洗い方の他にも加齢、偏った食生活、少ない睡眠時間、ストレス、ホルモンバランスの乱れなどが考えられます。
これらを改善して正しいヘアケア方法で健康状態を維持できれば、抜け毛が気になり始めた方やすでに薄くなっている人でもまだ間に合います!

今回はヘアケアの基本なのに、意外とおろそかにしている頭皮の洗い方についてお話していきたいと思います。

薄毛の人がついやってしまう頭皮の洗い方〜乾かし方

・40℃ぐらいの熱いお湯で頭皮を洗う
・シャンプーを泡立てずに直接使う
・爪を立てて掻きながら洗う
・コンデョショナーを地肌にまでつけている
・すすぎの時間が短い
・タオルでこすりながら髪をふく
・髪の毛は自然乾燥
・ドライヤーの距離が近い

正しい髪の洗い方・乾かし方

1. ブラッシング

ブラッシングする女性

洗う前にブラッシングをして頭についたホコリや抜け毛などを取り除きましょう。
これによってシャンプー効率が上がります。
ただし、ワックスなど整髪料がハードなものを使用している場合は、逆に髪の毛が絡まって抜け毛が増えてしまうので要注意です。
整髪料を使用している場合は、ブラッシングは控えた方が良いでしょう。

2. 髪をかけ湯(シャワー)ですすぎます

シャワーをかける

先ほどお話しました通り、かけ湯だけで8割の汚れが落ちます。
シャンプーをつける前にお湯でしっかり髪を洗いましょう。
目安は1分〜3分程度。
これによって水分が髪の内部まで行き渡るため、シャンプーが泡立ちやすくなり、少量のシャンプーでも十分に洗うことができます。
髪や頭皮のダメージも軽減することができるため、予洗いは薄毛防止には特に重要です。

また、マッサージは汚れを浮かすことができるので効果的です。
時間がある時は指の腹でなぞるように頭頂部に向けてマッサージをしましょう。
ポイントはゴシゴシ強く洗うのではなく、男性なら女性を触るような優しさで洗いましょう。

3. シャンプーは泡立ててから頭皮につけて洗います

シャンプーを手に取る

手でシャンプーを良く泡立ててから、サイドの髪の生え際から頭頂部にかけて指を滑らせるように馴染ませるのが重要です。
頭皮につけてからも徐々に泡立てて、きめの細かい泡を作りましょう。
このきめの細かい泡が皮脂を落としてくれます。
爪を立てると地肌を傷つけてしまうため、指の腹で頭皮に密着して汚れを押し出すように洗うのがポイントです。

4. 髪の毛は馴染ませるように優しく洗います

シャンプーを優しく揉み込む

髪についた汚れは泡を使うだけで落ちますので、きめの細かい泡を髪の毛全体に馴染ませるように洗いましょう。
こすったりすると髪にダメージを与えてしまうので、力加減は優しく毛先に向かってなぞる程度で十分です。

5. シャンプーは時間をかけてしっかりと洗い流します

シャンプーを洗い流す

洗い流す時間はシャンプーで洗った時間の2倍くらいが理想です。
どんな優しい低刺激のシャンプーを使用しても、すすぎが不十分だと皮脂が残ってしまうため、肌荒れやかゆみ、フケなど頭皮トラブルの原因になります。
泡を感じなくなってから1分以上はすすぐようにしましょう。

6. コンディショナーは髪先につける

コンディショナー

コンディショナーというのは、髪の傷んだ部分を修復してくれるものが一般的です。
そのため、傷みのない髪の生え際には必要ありません。
ダメージのある毛先を中心に揉み込むように馴染ませます。

7. コンディショナーは完全に洗い流す

コンディショナーを洗い流す

コンディショナーはぬめりがなくなるまできちんとすすぎましょう。
残ってしまうと肌荒れの原因にもなり、かゆみやフケのもとになります。
特に髪の生え際にコンディショナーが残りやすいため注意が必要です。

8. タオルドライは優しく叩く

タオルで水をふく女性

濡れている時の髪の毛は非常にデリケートです。
こすってしまうと髪が引っ張られて傷んでしまいます。
吸水性の高いタオルで優しく叩いて水分を拭き取りましょう。
頭皮もタオルを被せて揉むように水分を拭き取るのがポイントです。

9. ドライヤーで素早く乾かす

ドライヤー

髪の毛を洗ってから乾かさないと雑菌が繁殖するため、早く乾かす必要があります。
雑菌が増えるとどうなるか?
地肌が蒸れてかゆみやフケの原因になったり炎症などが起きます。

ドライヤーは20cm以上離すのがおすすめです。
なぜかというと、
ドライヤーの温風はだいたい100℃くらいです。
それを直に当てるとかなり頭皮と髪の毛にダメージを与えます。

20cm以上離すと60℃くらいの適切な温度になるため、しっかり距離をとってドライヤーは常に動かしながら使うのがポイントです。
そして、髪の毛が8割ほど乾いたら冷風を使うとツヤと手触りが良くなります。
濡れた髪はドライヤーで素早く乾かすように意識しましょう!